NY株式概況 米雇用統計控え調整の動き中心に

2014年04月04日 06:05

NY株式3日(NY時間16:23)
ダウ平均   16572.55(-0.45 0.00%)
S&P500    1888.77(-2.13 -0.11%)
ナスダック   4237.74(-38.72 -0.91%)
CME日経平均先物 15125(大証終比:+45 +0.30%)
 
きょうのNY株式市場は横ばい。この日発表になったISM指数は寒波からの回復を示す内容だったものの、反応は限定的。明日の米雇用統計の発表を控えて様子見の中、調整の動きが中心となった。
 
ダウ採用銘柄ではマイクロソフト、ナイキ、ゴールドマンが下落する一方で、インテルやユナイテッド・ヘルス、AT&Tが上昇している。
 
石油・天然ガスのアナダルコが商いを伴って大幅高。同社が分社化した二酸化チタン製造のトロノックスが引き起こした環境汚染で裁判所が多額の対策費の支払いを求めていたが、52億~60億ドルを支払う意向を示した。この問題は重石となっていたこともあり、解決に向けた動きとして逆に好感された格好。
 
書店大手のバーンズ・アンド・ノーブルが下落。メディア大手リバティが所有していた同社株の大半を売却したことが明らかになった。出向させていた役員も引き揚げるという。
 
インターネットラジオのパンドラメディアが上昇。3月の期間調査でリスナーが14%増加していたことを発表し好感されている。またリスナー全体のシェアも9.11%に拡大した。
 
ナスダックは反落。明日の米雇用統計を前にフェイスブックやテスラなど上げを主導してきた銘柄に利益確定売りが強まった。