NY株式概況 反発 追加制裁もリスク回避が緩む
2014年04月29日 06:29
NY株式28日(NY時間16:24)
ダウ平均 16448.74(+87.28 +0.53%)
S&P500 1869.43(+6.03 +0.32%)
ナスダック 4074.40(-1.16 -0.03%)
CME日経平均先物 14420(大証終比:+110 +0.77%)
きょうのNY株式市場、ダウ平均は反発。ウクライナ情勢で、欧米によるロシアへの追加制裁が発表になったが、米国はプーチン大統領の最側近らロシア政府当局者7人の資産凍結や渡航禁止のほか、プーチン政権と関係の深い17企業の資産凍結を決めた。国営石油会社ロスネフチのセチン社長も含まれている。ロシア国防産業への先端技術の輸出禁止も盛り込まれている。
現時点では、ロシアのエネルギー業界全体などに対する制裁発動には至っておらず、ロシア経済への打撃は少ない内容となっていたことで、株式市場は安心感からの買いが優勢となった。
また、米ファイザーが英アストラゼネカに買収提案を行ったことを明らかにしたこともムードを高めている。
最高値に再び迫る中、戻り売りも出て、一時マイナス圏に転落する場面もみられたが、反発して終えている。
ダウ採用銘柄ではファイザー、マイクロソフト、IBMが上昇。一方、ナイキ、ボーイング、ゴールドマンが軟調。
バンカメが下落。ストレステストのために当局にFRBに提出した資本計画に誤りがあったとして、増配および40億ドルの自社株買いをいったん取りやめると発表した。
石油採掘機器のナショナル・オイルウエル・バーコが商いを伴って大幅安。この日発表の決算は予想を上回ったものの、見通しが弱く嫌気されている。海外での受注が低迷しているという。
ナスダックは横ばい。フェイスブックやアマゾンは売りが続いているが、アップルの上昇がサポートしている。
インターネットサービスのチャーター・コミュニケーションズが商いを伴って大幅高。コムキャストとの会員の交換が成立した。チャーターはコムキャストにロサンゼルスの会員を提供し、コムキャストは中西部の会員をチャーターに提供する。
バンカメ 14.95(-1.00 -6.27%)
オイルウエル・バーコ 77.31(-6.16 -7.38%)
チャーター 140.05(+10.04 +7.72%)
アップル 594.09(+22.15 +3.87%)
グーグル 517.15(+0.97 +0.19%)
フェイスブック 56.14(-1.57 -2.72%)
ツイッター 40.73(-0.88 -2.11%)
テスラ 198.51(-1.34 -0.67%)
ダウ採用銘柄
J&J 101.34(+1.55 +1.55%)
P&G 82.94(+1.53 +1.88%)
デュポン 66.77(+0.11 +0.17%)
ボーイング 127.04(-1.62 -1.26%)
キャタピラー 104.26(-0.43 -0.41%)
ユナイテッド 117.70(+0.49 +0.42%)
ビザ 201.42(+2.49 +1.25%)
ナイキ 71.67(-1.03 -1.42%)
GE 26.78(+0.18 +0.68%)
3M 137.23(+0.67 +0.49%)
エクソンモビル 101.17(+0.76 +0.76%)
シェブロン 125.73(+1.74 +1.40%)
コカコーラ 41.03(+0.02 +0.05%)
ディズニー 77.78(-0.45 -0.58%)
マクドナルド 100.31(-0.42 -0.42%)
ウォルマート 79.76(+1.14 +1.45%)
ホームデポ 80.17(+0.79 +1.00%)
JPモルガン 55.49(-0.21 -0.38%)
トラベラーズ 89.64(+1.33 +1.51%)
ゴールドマン 156.54(-1.70 -1.07%)
アメックス 87.06(+0.03 +0.03%)
Uヘルス 75.74(+0.08 +0.11%)
IBM 193.14(+3.51 +1.85%)
AT&T 35.08(+0.59 +1.71%)
ベライゾン 46.60(+0.66 +1.44%)
マイクロソフト 40.87(+0.96 +2.41%)
インテル 26.33(+0.07 +0.27%)
ファイザー 32.04(+1.29 +4.20%)
メルク 56.68(-0.56 -0.98%)
シスコ 23.02(+0.02 +0.09%)