NY市場 ユーロ、ショートカバーも一服 落とし処が見つけだせそうにない気配も

2015年02月05日 00:07

きょうのユーロは売りに押されており、1.14台前半まで値を落としてる。
 
ギリシャ情勢に対する楽観的な見方もあり、今週に入ってショートカバーが強まり、ユーロドルは1.15台まで一気に回復していた。
 
きょうはさすがにショートカバーも一服といったところのようだ。
 
ギリシャについては、ツィプラス政権は債務減免は諦めたものの枠組みの変更を強く望んでいる。ただ、一部報道ではドイツが強硬姿勢を示しており、ツィプラス政権が公約している反緊縮策を撤回し、前政権が国際債権団に約束した経済政策に戻るよう望んでいるとも伝わっている。
 
マーケット的にはギリシャがユーロ離脱という最悪のシナリオは回避されるとの楽観的な見方の一方で、交渉は難航しそうで、落とし処がなかなか見つけだせそうにない気配もある。