NY為替概況 ドル買い一服 米財政は依然として膠着
2013年10月16日 06:16
15日のNY市場、序盤は米財政協議が合意に近づいているとの期待からドル買いが優勢で始まったものの、後半になってその動きも一服している。
米共和下院が独自の案を提案するとしており、その内容は2月7日までの債務上限引き上げと、1月15日までの暫定予算と一見、上院から出ている案と類似した内容ではあるが、オバマケアに関する付帯条件が付いており、民主党は支持しない方針を示しており、民主党が多数の上院では共和党との協議を一旦中止と伝わっている。
一旦は解決に近づいたかに思われた米財政協議も一旦暗礁に乗り上げた格好。
終盤になるとフィッチが米国の格付けをウォッチネガティブにしAAAから格下げる可能性を示したことで、ドル売りは更に強まり、ドル円は一時98円を割り込む瞬間も見られた。21日線を一旦ブレイクする動き。
ドル円の動きにユーロ円や豪ドル円などクロス円も軟調な展開。