NY市場 総選挙前に豪ドルは買い戻しの動きが続く

2013年09月07日 02:22

この日発表になった米雇用統計が弱い内容となったことで、ドル売りが優勢となっており、豪ドル/ドルは一時0.92台まで上昇している。ただし、対ユーロでも豪ドルは上昇しており、買い戻しの流れは続いていると思われる。豪ドル円も米雇用統計発表直後に90.65付近まで下落したものの、その下げをほぼ解消している。
買い戻しが続いている豪ドルだが、明日は豪総選挙が実施される。直近の世論調査ではアボット党首率いる野党・保守連合(自由党と国民党)の支持率が、ラッド首相率いる労働党を上回っており、政権交代の可能性が高まっている。
アボット党首率いる野党・保守連合(自由党と国民党)は経済復活を公約としており、炭素税と鉱物資源利用税の撤廃を主張している。
野党・保守連合の勝利は豪ドル買いとのシナリオのようだが、だいぶ折り込んでいる面も否めない。