NY市場 短期的には銀行よりも米政府のほうが信用低いとの判断も

2013年10月09日 00:34
米財政協議が難航する中、米短期国債(T-BILL)の利回りの上昇が続いており、1ヵ月物の利回りは2009年2月以来の0.26%まで上昇している。
 
来週17日が債務上限引き上げの期限となっているが、10月から11月半ばに償還日を迎えるT-BILLの利回りはデフォルト懸念を背景に急上昇。
 
一方、11月後半以降に償還を迎えるT-BILLの利回りは、まだ落ち着いた動きをしている状況。投資家は一旦期限越のリスクに警戒を強めている様子が伺える。
 
T-BILLはLIBORをも上回っていることから、この先1ヵ月は銀行よりも米政府のほうが信用が低いと投資家が判断しているという解釈もできる。