NY市場 円安の動き根強い 消費税増税は円安シナリオか

2013年08月27日 02:15

ドル円は98.70近辺まで買い戻されており、そのドル円の動きに連れられてクロス円も底堅い動きが続いている。

きょうから消費税増税に関する有識者会合が開始されており、週内に60名の有識者からヒアリングし、10月上旬に安倍首相総理が最終判断するという運びとなっている模様。

有識者の中には景気への悪影響が小さいとして1%ずつ上げて行く案も示されていた。手法はいずれにしろ、増税の方向との見方が有力のようだ。

その場合、為替市場では円安シナリオとの見方が多い。法人税減税とセットであれば、日本株高・円安も想定される。また、個人消費を圧迫し、どうしても景気にとってはマイナス要因であることから、日銀が更なる追加緩和に動く可能性も想定される。消費税も導入できない政権であれば、成長戦略は無理との見方もあり、海外勢中心に日本株買いの条件として、消費税増税を期待している向きが多いようだ。

もっともドルの動向次第ではあるが。