NY市場 ユーロドル、ショートカバーで1.30台は維持しているものの上値追いは不透明

2013年07月13日 00:35

先ほどからユーロドルの買い戻しが優勢となっており、1.30台半ばでの推移となっている。NY時間に入って一時1.30割れを試す場面も見られたが、ブレイクできなかったことでショートカバーが入っているようだ。

ドラギECB総裁が先週の理事会後の会見で示した「金利は長期間に渡り現行水準もしくはそれを下回る水準になると予想」というフォワードガイダンスに対するECB内の見解の違いもユーロドルのショートカバーを誘発しているとの指摘も出ている。バイトマン独連銀総裁はフォワードガイダンスに縛られていないと発言したほか、クーレ専務理事はガイダンスを毎回の理事会で見直していくと語っていた。実際、この発言を受けてユーロの短期金利はやや上昇しているようだ。

バーナンキ講演以降、ユーロドルはショートカバーが先行し、底堅さも出て来ているようにも思われるが、上値でのファンド勢の売りも根強く入るようだ。政局の混乱を嫌気してポルトガル債は下落し、10年債利回りは7.5%台と昨年12月以来の水準に上昇している。また、何よりも足元のユーロの景況感の弱さからすれば、ECBの緩和姿勢は当面続き、追加緩和の可能性も高い。米国はバーナンキ講演で一服しているとはいえ、緩和解除は時間の問題だけで、方向性に変化はない。両者の格差からすれば、積極的にユーロの上値は追えない状況ではある。