NY市場 ポンドは調整続く 来週のカーニー総裁の講演に注目も
2013年08月24日 02:40
ポンドはきょうも利益確定売りに押されており、ポンドドルは1.5565付近での推移となっている。特に対ユーロでの売りが圧迫しているようだ。
足元の好調な指標から追加緩和観測が大きく後退しており、ポンドは他の通貨に先行して上昇していた。しかし、やや行き過ぎとの指摘も聞かれ始めており、調整の動きが続いている。
きょうはビーン英中銀副総裁の発言が伝わっていたが、前日のウィール委員同様に状況次第では追加緩和が望まれると、追加緩和の可能性を温存していた。
ポンド買いのリスクとして来週28日水曜日のカーニー英中銀総裁の講演を指摘しる向きも居る。フォワード・ガイダンス発表後の市場の動きは、恐らく総裁の意図した方向とは逆の動きとなっているのだろう。総裁も巻き返しに動く可能性もあり注目したいイベントではある。