NY市場 まもなくFOMC議事録 雇用の議論を注意深く見る必要も
2013年08月22日 02:50
このあと日本時間3時に7/31-8/1開催のFOMC議事録が公開される。声明ではディスインフレへのリスクが盛り込まれた他は特に変更は無く、9月のQE縮小開始への方向感が掴めず、議事録待ちとなっていた。
その後、バーナンキ議長による早期QE縮小期待へのけん制や、予想を下回る米雇用統計の発表などで、9月縮小開始期待は一旦後退していたが、ここにきて再びそれが高まる格好となっており、米国債利回りも2年ぶりの高水準を更新している。
一部には雇用は改善が続いており、失業率は低下しているものの、最近はパートタイム労働者の増加が雇用改善の大きな部分を占めている他、平均賃金の伸び悩み、依然として低水準の労働参加率など、雇用の質も確認する必要があるという。今回の議事録でも、その辺の議論があったか、より注意深く見る必要があるとの指摘も出ている。
タカ派な内容であれば、ドル高が強まりそうだが、続くかどうかは未知数。ハト派な内容であれば、ユーロドルの上値追いが強まる可能性もありそうだ。