LDNFIX ドル円 予想比強い米指標受け、5/2以来高値

2014年06月04日 01:08

NYタイム午前は、予想より強い米指標結果の発表後、米長期金利の上昇を後押しに、ドル円は一時102.51円まで上昇した。5月2日以来の高値水準での推移となっている。米4月製造業受注指数、米6月IBD/TIPP景気楽観度指数ともに市場予想を上回った。米10年債利回りは一時2.573%まで上昇している。
 ユーロは米長期金利上昇によるドル強含みを受け、対ドルで伸び悩んだ。ユーロドルは1.36ドル半ばから1.3620ドル付近まで反落。ポンドドルも1.6731ドルまで水準を下げた。ユーロ円は米指標発表前に139.75円まで上昇後、139円後半レンジを軸に推移。ポンド円は171.82円の高値から171円半ばへやや押し戻されつつも、ドル円を中心とした市場全般的な円安推移に支えられ、一定の底堅さを保った。
 オセアニア通貨はまちまち。豪ドル/ドルは、やや上値に重さが感じられたものの、0.92ドル半ばレンジを維持。足元で弱含んだユーロに対する豪ドル買いも、下値を支える一因となったようだ。豪ドル円は94円後半で推移した。一方、NZドル/ドルは3月6日以来の安値0.8425ドルまで水準を下げた。NZの主要輸出品である乳製品の価格入札の不調が嫌気された。NZドル円は対ドル中心の円売りに支えられつつも、86.32円までじり安となった。