LDNFIX FRB議長の証言控え、ドル円はしっかり

2014年07月15日 01:33

為替市場ではドル円がしっかり。明日、イエレンFRB議長が金融政策運営に関する議会証言を行う予定となっているなかで、米長期債利回りが上昇しドル円をサポートした。ドル円は101.63円まで強含み。イエレンFRB議長がまとっている従来のハト派色が薄れる可能性が意識されている。
 
前回の米雇用統計は賃金の伸びを除けば十分に強かったうえ、イエレン氏のお気に入りである求人労働異動調査で求人件数の増加ペースがこのところかなり加速しており、やや思惑交じりの動きとなっている。今回、イエレンFRB議長が利上げ開始時期に関して新たなきっかけを与えるという期待は弱いものの、値動きに恵まれない市場参加者は期待せざるをえない。
 
ドル円の上振れに追随し、ユーロ円は138.46円、豪ドル円は95.44円、加ドル円は94.75円まで高値を塗り替えた。株価が堅調に推移していることもドル円やクロス円を支援。
 
調整売りからポンドは重い。ポンドドルは1.7070ドル、ポンド円は173.35円まで下げた。ユーロに対してもポンド売りが優勢。ただ、ポンドドルの下値が21日移動平均線や今月の短期下降チャネル下限でサポートされるとポンド安は一服。
 
ユーロドルは1.36ドル前半で伸び悩み。ロンドン午前から引き続きユーロ買いが優勢ながら、NY勢参入後の動意は鈍かった。
 
ドル/加ドルは1.07加ドル前半で小動き。先週発表された弱い加雇用統計後の加ドル安水準を引き継いだまま小動きが続いている。今週はカナダ銀行(BOC)が政策金利発表を行うが、政策金利は据え置かれる見通しで、注目は声明や金融政策報告(MPR)の経済見通しとなっている。
 
 
 
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