LDNFIX=調整のドル売りを強い米ISM製造業指数が阻む

2014年12月02日 01:29

ロンドンフィックスにかけては、調整のドル安が一巡。日本の格下げを受け、ドル円が株安を伴いつつ高値から一時1円超反落したことで、対主要通貨でもドル売りとなったが、市場予想を上回った米11月ISM製造業景況指数がドル安の流れを後退させた。本指数の内訳の雇用指数は前回の55.5から54.9に低下しているが、新規受注は66.0と高水準を維持。
 
関連市場では、原油先物に対する売りが一巡しているほか、米長期債利回りはやや上昇。米株価指数はNASDAQ中心に軟調に推移。
 
ドル円は117.86円まで下げた後、118円前半へ下げ幅を縮小。ユーロドルは1.2507ドル、ポンドドルは1.5764ドル、NZドル/ドルは0.8527まで上昇後、高値からやや押し戻されている。豪ドル/ドルも0.8527ドルまで一時強含み。2011年高値を基点とした下降チャネル下限が今週で0.8463ドルに位置しており、この水準を下回った後に反転している。ドル/加ドルは原油の下げ一服もあり、1.1361加ドルまでドル安・加ドル高推移。
 
ドル中心の相場展開となるなかで、クロス円の方向感は若干鈍い。ユーロ円は147円後半でやや円買いが優勢。ポンド円は186円ちょうど前後でしっかり。加ドル円は104円前半まで切り返している。NZドル円は93.35円まで高値を更新。