LDNFIX=ドル高一服、対円では102円台回復ならず

2014年05月24日 00:30

ロンドンフィックスにかけては、ドル買いが一服。米10年債利回りが2.52%割れまで低下したことがドルの上値を重くした。米10年債利回りの低下は、25日にウクライナ大統領選挙を控えるなかで、週末越えのリスクが意識された可能性はある。また、5月上旬にドル安が底を打って以降は、ほぼ一本調子でドルが買い戻されていたこともあって、ドルには戻り売りが入りやすかったもよう。関連市場では、米国株は堅調。主要な株価指数が揃って上昇した。とはいえ、米国勢は26日が祝日で今週末は3連休となることもあって、市場参加者は少なく、取引は盛り上がりに欠けた。
 本日発表された米4月新築住宅販売件数は、市場予想42.5万件を上回る43.3万件となった。また、3月分も38.4万件から40.7万件に上方修正された。
 ドル円は、ロンドンタイム前半に101.97円まで上昇したが、102円の大台回復には至らず。上昇一巡後は、本日の高値圏を維持しながらも101.80円台で上値は抑えられた。またユーロドルは下げ渋る格好に。1.3616ドルまで下押しした後は、押し目を拾われて1.3640ドル付近まで反発した。ただ、1.3638ドル近辺で推移する200日移動平均線付近では上昇の勢いが緩んだ。
 そのほかでは、加ドルはしっかり。4月の加消費者物価指数(CPI)は総合が前年比+2.0%、コアが同+1.4%となり、3月からインフレが加速していることが意識されたもよう。ドル/加ドルは1.0868加ドル、加ドル円は93.69円まで加ドル高が進んだ。ただ、直ちに中銀が金融引締めに動き出すとの見方も早計で、上昇の勢いは限られた。
 
 
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