LDNFIX FOMC議事録公表を控え、ドル高は小康状態に

2014年08月21日 00:28

ロンドンフィックスにかけてはドル高の流れが小康状態に。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の発表を控えるなかで売買が手控えられているが、円やユーロに対するドル買い優勢の展開に変化はない。
 
前回のFOMC声明では、「インフレ率が目標の2%を恒常的に下回り続ける可能性はやや減った」とされ、物価上昇率の伸びに沿った認識が示された。労働市場に関しては、労働資源の活用不足が著しいと判断されており相変わらずハト派だが、物価動向についての認識の変化はFOMC議事録発表に向けてドル高の原動力となっているようだ。
 
ドル円は103.41円を高値に103円前半でもみ合い。ユーロドルは1.3275ドルの安値付近で下げ一服となっている。ポンドドルは1.66ドル半ばでポンド買いが一巡。英金融政策委員会(MPC)議事録では利上げ票が投じられたことが明らかとなったが、ポンド買いに勢いは感じられない。
 
一方、資源国通貨は対ドルでしっかり。豪ドル/ドルは0.93ドル前半、ドル/加ドルは1.0932加ドルまでドル安推移。ロンドンフィックスにかけてのフローが主導している印象だ。豪ドル円は96.22円、加ドル円は94.49円、NZドル円は86.90円まで高値を更新している。
 
 
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