LDNFIX 資源国通貨買い目立つも、手掛かり難で動意鈍い

2014年11月12日 01:24

ロンドンフィックスにかけては、資源国通貨買いが目立ったものの、休暇中の市場参加者が多いなかで手掛かりは少なく、各通貨の方向感は見極めづらかった。
 
資源国通貨は底堅く推移。ドル高が一服したほか、対欧州通貨で買い戻しが進んだことが材料となり、豪ドル円は100.34円、NZドル円は90.21円までレンジ上限を拡大。加ドル円は2008年9月以来の102円台を回復し、102.18円まで上昇した。また、豪ドル/ドルは0.8667ドル、NZドル/ドルは0.7792ドル、ドル/加ドルは1.1335加ドルまで資源国通貨が強含んだ。多くの国で、緩和的な金融政策が維持されているため、世界経済の先行きに対する楽観的な見方が広がった可能性はある。ただ、明確な材料がなかったこともあり、上昇幅は限られた。
 
ドル円は115円後半で振幅。2007年10月以来の116円台回復を果たしたあとは、利食い売りに押されて115円後半へ反落。しかし、本邦の政治的な思惑に伴う押し目買い意欲も強いようで、同水準では下げ渋った。その他の通貨も目立った動きはなく、ユーロドルは1.24ドル前半、ポンドドルは1.58ドル半ば、ドル/スイスフラン(CHF)は0.96CHF後半での振幅が続いた。
 
 
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