LDNFIX 資源国通貨中心にドル高、ドル円は106円前半
2014年09月10日 00:17
ロンドンフィックスにかけてもドルは対資源国通貨を中心に堅調な動きが続いた。昨日同様に本日も主な米経済指標の発表は予定されておらず、手がかりが乏しい中、ダウ平均は利食い売りが優勢となったほか、米長期債利回りの上昇は一服したが、為替相場への影響は限定的。ユーロやポンドなど欧州通貨に比べて、対ドルでの下落が限られていた資源国通貨も後を追う形で売りが強まり、対円でも弱含んだ。豪ドル/ドルは3月下旬以来の0.92ドル大台割れで、0.9188ドルまで弱含み、豪ドル円も97.62円まで売られた。NZドル/ドルは2月7日以来の安値となる0.8232ドルまでレンジ下限を広げ、NZドル円は87.46円まで安値を更新した。また、加ドルは市場予想を下回った加住宅データの結果も重しとなり、ドル/加ドルは1.1032加ドル、加ドル円は96.29円まで加ドル安が進んだ。
一方のユーロは対資源国通貨での買い戻しも支えに、対ドル・対円でも買いが優勢となり、ユーロドルは1.2925ドル、ユーロ円は137.27円まで上値を伸ばした。また、ポンドドルは1.61ドル近辺、ポンド円は171円近辺で小動き。カーニーBOE総裁が来春に利上げを開始する公算だと述べたことを背景に、ポンドドルは1.6157ドル、ポンド円は171.53円まで急上昇する場面もあったが、18日に予定されているスコットランドの住民投票が引き続き上値を圧迫する材料として意識されている。