LDNFIX 米ISMでドル買いも、ドル円一時104円台

2014年11月04日 01:16

ロンドンフィックスにかけては円安が続く中、ドル買いも散見。この日発表された米経済指標では、米10月マークイット製造業PMI・確報値が55.9に下方修正され、9月建設支出も前月比でプラス予想に反して-0.4%とさえない結果となった。一方で、米10月ISM製造業景況指数は市場予想を上回る59.0となり、ドル高の流れが継続。ドル円は一時114円台に乗せ、2007年12月以来の高値を114.21円まで更新した。関連市場では、先週末に過去最高値を更新したダウ平均は小幅安水準での推移となり、米10年債利回りは2.38%付近まで上昇基調を強めた。
 
円安基調は継続。ドル円は先週末日銀の追加緩和を前から4円50銭以上上昇している。クロス円も全面高で、ポンド円は182.53円、豪ドル円は99.40円、加ドル円は100.97円まで年初来高値を更新し、ユーロ円は142.56円、スイスフラン円は118.23円、NZドル円は88.24円まで一段高。
 
主要通貨は対ドルで重い動き。日を通して軟調だった資源国通貨は一段安で、豪ドル/ドルは0.8687ドル、NZドル/ドルは0.7698ドル、ドル/加ドルは1.1325加ドルまでドル買い・資源国通貨売りが進んだ。予想比強めの米ISM景況指数を背景にドル買いの動きも見られ、1.25ドル前半まで戻り気味に推移していたユーロドルは1.24ドル後半に水準を切り下げ、英製造業PMIを背景に1.6023ドルまで高値を更新したポンドドルも1.5970ドル付近に押し戻された。
 
 
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