LDNFIX 米GDP下方修正受けドル安先行も下値は限定的

2014年06月26日 00:52

ロンドンフィックスにかけては、さえない米経済指標を受けてドルが小幅に下落した。本日発表された1-3月期GDP確報値(結果 -2.9%、予想 -1.8%)が、2009年第1四半期以来の大幅な落ち込みとなったほか、同個人消費も+1.0%と市場予想+2.4%にとどかなかったことが材料となった。また、インフレ動向を探る上で米金融当局が注目していると言われるコアPCEデフレーターが+1.2%の伸びにとどまり、インフレ加速の兆候が見られなかったことも、ドルの上値を重くした可能性はある。
 ただ、1-3月期のGDPは修正幅は大きかったが、すでに過去のものとの見方が徐々に意識されたほか、その後に発表された米6月マークイット総合PMIやサービス業PMIが強い内容だったことで、ドル売りも限定的だった。
 ドル円は、指標結果を受けて一時101.62円まで下落した。ただ、下げ一巡後にダウ平均が高値更新の展開となったことで、ドル円は101.80円付近へ水準をもち直した。ユーロドルは、1.3652ドルまで足元の高値を塗り替えたが、上昇の勢いは続かず。買い一巡後は1.3630ドル台へ押し戻された。
 クロス円は底堅く推移。堅調な株価が下支えとなり、NZドル円は88.91円、豪ドル円は95.62円までそれぞれ高値を塗り替えた。その他のクロス円では、ユーロ円が138円後半、スイスフラン円が114円前半、加ドル円が94円後半と、本日の高値水準へもち直した。
 
 
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