LDNFIX 米ADPでドル買い、ドル円101円後半

2014年07月03日 00:20

ロンドンフィックスにかけては、ドル買いが優勢。この日発表された米6月ADP全国雇用者数は市場予想を大幅に上回る28.1万人の伸びとなった。増加幅は2012年11月以来の高水準を記録している。発表後に米10年債利回りは6月25日以来の2.60%台に上昇し、為替相場ではドル買いが優勢に。ドル円は101.75円付近の200日移動平均線を上回ると、101.80円まで上値を伸ばした。また、ユーロドルは1.3641ドル、豪ドル/ドルは0.9429ドル、NZドル/ドルは0.8748ドルまでレンジ下限を拡大した。ドル/加ドルも1.0668加ドルまで加ドル売り・ドルの買い戻しが進んだ。ただ、明日に欧州中央銀行(ECB)理事会や6月の米雇用統計を控えていることから、様子見ムードが強く値動きは限られた。イエレンFRB議長の「金利は安定確保の主要手段であってはならない」、「安定性への懸念で金融政策を変更すべきではない」などの講演内容が伝わったが、反応は示さなかった。クロス円は小動きで、ユーロ円は138円後半、豪ドル円は96円前後、NZドル円は89円前半で推移。
 一方のポンドはしっかり。ADP後のドル買いの流れを受けてポンドドルは一時1.7141ドルまで下押したものの、英建設業PMI発表後につけた高値1.7177ドル付近まで切り返したほか、ポンド円は174.76円まで上値を広げた。
 
 
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