LDNFIX 米金利低下・株安、ドル売り・円買いが優勢

2014年04月11日 01:27

 NYタイム序盤は、米市場での金利低下や株価下落によるドル安や、リスク回避的な市場動向や日経平均先物の低下を受け円買いが進んだ。
 ドル円は、いったん回復していた2月以降の上昇トレンドライン101.52円前後を明確に下抜けて下落を加速させた。3月19日以来の安値101.33円を付けている。米10年債利回りはNY入り前に2.68%付近で戻りが頭打ちとなり、3月14日以来の低水準2.623%まで一時低下。ダウ平均は16287ドル(-149)まで下落した。大阪取引所の日経平均先物は夜間取引で、日中終値14290円から240円安の14050円まで一時水準を下げている。
 対ユーロでのドル安が目立った。ユーロドルは一時1.3900ドルと、3月19日以来の大台回復。一方でポンドとオセアニア通貨は、ユーロ上昇が鮮明ななか、対ユーロでの売りが重しとなって、ポンドドルは1.67ドル後半、豪ドル/ドルは0.94ドル前半、NZドル/ドルは0.87ドル前後で下げ渋るだけにとどまった。
 クロス円は対ドルでの各通貨の上昇や下げ渋りに支えられつつも、円買いの影響をより強く受けて動きが重かった。ユーロ円は141円台から140円後半へ下押し。ポンド円は一時170.09円まで下落した。資源国通貨も、豪ドル円は95.48円、NZドル円は88.19円、加ドル円は92.87円まで下落幅を広げた。