LDNFIX 米貿易赤字拡大でドル売り、ドル円113円前半

2014年11月05日 01:26

ロンドンフィックスにかけて、ドルが主要通貨に対し重い動きとなった。米中間選挙の結果を見極めたいこともあり、様子見ムードが強い中、9月の米貿易赤字が市場予想以上に拡大したこともドルの重しとなり、ドル高に調整が入った。
 
この日発表された米9月貿易収支は市場予想の402億ドルの赤字に対し、430億ドルの赤字となった。また、同9月製造業受注指数は市場予想通りの-0.6%となったほか、米11月IBD/TIPP景気楽観度指数は46.4と、5カ月ぶりの高い水準となった。
 
ドルが主要通貨に対し重い動き。ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りの動きも支えに、ユーロドルは1.2577ドルまで上げ幅を拡大した。また、ポンドドルは1.6016ドル、NZドル/ドルは0.7788ドルまで高値を更新し、ドル/スイスフラン(CHF)も0.9580CHFまでドル安が進んだ。対ドルでの上昇を受けて、クロス円も底堅い動きで、ユーロ円は142.54円、NZドル円は88.26円、CHF円は118.28円まで上値を伸ばした。ドル円は一時113円後半まで持ち直したが、ドル売り優勢の流れを受けて113円前半に押し戻された。
 
加ドルは重い動き。原油価格の下落が止まらないことが嫌気されて、産油国通貨である加ドルは一段安。ドル/加ドルは2009年7月以来の1.14加ドル台に乗せると1.1427加ドルまで加ドル安が進み、加ドル円は99.29円まで弱含んだ。市場予想に反して黒字となった加貿易収支を受けた加ドル買い戻しは小幅にとどまった。
 
 
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