LDNFIX 米指標堅調で、ドル円は下げ渋る

2014年04月23日 00:16

ロンドンフィックスにかけて、ドル円は小動きながら好調な米経済指標を背景に下げ渋り、じりじりと買いが優勢となった。本日発表された米経済指標は、2月住宅価格指数、3月中古住宅販売件数や4月リッチモンド連銀製造業指数が軒並み市場予想を上回る結果となった。欧州タイム早朝に102.41円まで下押したドル円は、ダウ平均の続伸や米長期債利回りの上昇を支えに102.65円付近まで買われたが、値動きは限られた。
 オセアニア通貨は堅調。米株が続伸し、休場明けの欧州株が軒並み1%を超える大幅上昇となっていることも好感されて、豪ドル円は96.19円、NZドル円は88.43円まで一段高となり、豪ドル/ドルは0.9378ドル、NZドル円は0.8621ドルまで高値を更新した。
 ユーロドルは1.3825ドルまで買いが先行したがドル買いの流れを受けて1.3790ドル付近まで押し戻されたほか、ユーロ円は141円半ばで動意が鈍い。リンデ・スペイン中銀総裁の「4-5月のインフレ率が上昇しなければECBは追加の行動にオープン」、「対ドルでのユーロ上昇の抑制に関心」との発言もユーロの重しとなったもよう。ポンドドルは1.6839ドルを高値に伸び悩むも、ユーロポンドでのユーロ売り・ポンド買いに支えられて1.68ドル前半で堅調推移が続き、ポンド円も172円半ばでしっかり。また、予想比強めの加2月卸売売上高の結果を受けて加ドルはわずかに買いが先行したが、米長期債利回りの上昇が嫌気されて、ドル/加ドルは1.1042加ドル、加ドル円は92.96円まで加ドル売りが進んだ。
 
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