LDNFIX 米指標上振れでドル高も調整圧力根強い

2014年12月13日 01:19

ロンドンフィックスにかけては欧米の株安や主要国の長期金利低下、米インフレ指標の伸び悩みに加え、原油価格の続落も背景にドルへの調整圧力が先行した。しかし米12月ミシガン大学消費者信頼感指数・速報値が、2007年1月以来の高水準へ上振れたことでドルは反発。ドル円は119円を回復させて欧州序盤の安値から1円近く買い戻され、ユーロドルは1.2477ドルを高値に押し戻された。ポンドドルも1.5747ドルから1.57ドル付近まで上げ幅を縮めるなどドル買いが優勢。豪ドル/ドルは0.8227ドル、NZドル/ドルは0.7757ドルまで日通しの安値を塗り替える展開となった。
 
もっとも、ポジティブな指標結果にもかかわらず米株価はその後に下げ幅を拡大。米長期金利の持ち直しも短命に終わったことでドル高は続いていない。ドル円は伸び悩み、対ドルは徐々に下げ渋った。ユーロ円は148.16円までドル円につれて昨日高値を上抜けたが勢いは限定的。ポンド円も187.37円を高値に反落した。豪ドル円は98円台、NZドル円は92円半ばでは売り圧力が優勢だった。ドル/加ドルは1.1591加ドルまで加ドル売りを進めたが、いったん下げ渋る展開。加ドル円も102円半ばまで安値から買い戻された。