LDNFIX 米指標への反応限定、ドル円は106円前半

2014年10月17日 00:40

ロンドンフィックスにかけては、落ち着いた動き。この日発表された一連の米経済指標への反応は限られた。米新規失業保険申請件数は低下傾向が続き、2000年4月以来の低水準を記録したほか、米9月鉱工業生産は前月比で市場予想を上回る+1.0%となった。また、米10月フィラデルフィア連銀製造業指数は前月から低下したものの、市場予想を上回る+20.7となった。昨日に一時460ドル超の下げ幅となったダウ平均は続落で寄り付き、一時200ドル安で、約8カ月ぶりの安値をつけた。世界的な景気先行き懸念を背景に投資家心理が悪化している。また、米10年債利回りは前日終値水準までやや戻し気味に推移。
 
ドル円は105.51円を安値に、106円前半に水準を持ち直した。ポンドはやや買い戻しが優勢。直近の大幅下落の反動や、ユーロポンドでのポンド買いにも支えられて、ポンドドルは1.6052ドル、ポンド円は170.36円まで足元の高値を更新した。加製造業受注は市場予想以上に落ち込んだが、加ドル売りは強まらず、ドル/加ドルは1.12加ドル後半、加ドル円は94円前半まで加ドルの買い戻しが進んだ。
 
ポンド以外の主要通貨も対ドルでやや下げ幅を縮小する動きとなったが、戻しは限定的。ユーロドルは1.27ドル後半、豪ドル/ドルは0.87ドル半ば、NZドル/ドルは0.79ドル前半で小幅上下にとどまった。クロス円は下げ渋るも、株安を背景に上値も重く、ユーロ円は135円半ば、豪ドル円は92円後半、NZドル円は84円前半で推移。
 
 
 
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