LDNFIX 米指標は強弱混在 ドル円の上値重い

2014年05月02日 00:42

ロンドンフィックスにかけて発表された、米国の主要経済指標は総じてまちまち。翌日に米4月雇用統計を控えるなか、各通貨の値動きは小幅だった。ドル円はロンドン序盤からのじり高を維持し、102.38円までレンジ上限を広げた後は102.20円前後へ押し戻された。米3月個人所得や同消費支出は予想を上回る好結果となり、4月ISM製造業景況指数は昨年12月以来の高水準を示現した。一方で新規失業保険申請件数が予想より増加したほか、3月建設支出は市場予想に届かず。いずれの結果にも反応は鈍かったが、前日、終値ベースで史上最高値を更新したダウ平均が利益確定の売りで伸び悩んだことや、米長期金利の低下傾向を嫌気してドル円の上値は重かった。
 他通貨の動意も限定的。ユーロドルは1.39ドルの大台を前に足踏みし、1.3860ドル台まで調整。ポンドドルは1.69ドル前後、豪ドル/ドルは0.92ドル後半、NZドル/ドルは0.86ドル前半で小幅に上下した。クロス円の方向感も定まらず、ユーロ円は141円後半、ポンド円は172円後半、豪ドル円は94円後半、NZドル円は88円前半を中心にもみ合い。