LDNFIX 米指標は強弱まちまち、ドル円101円後半

2014年05月31日 00:30

ロンドンフィックスにかけて、ドル円はわずかに高値を更新した。この日発表された米経済指標は強弱まちまちで、反応は限定的。米4月個人所得は+0.3%、同コアPCEデフレーターは+0.2%で、ともに市場予想通りの結果となったが、同個人消費支出は予想に反して-0.1%となった。また、米5月シカゴ購買部協会景気指数は市場予想を上回る65.5と、良好な結果となったが、 5月の米ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値は市場予想を下回る81.9となり、速報値からわずかに上方修正された。ドル円は、米10年債利回りが2.49%付近まで上昇基調を強める動きを眺めながら101.85円まで日通しの高値を更新した。
 欧州通貨は買い戻しが継続し、ユーロドルは1.3647ドル、ユーロ円は138.84円まで上値を伸ばした。また、ポンドドルは1.6777ドル、ポンド円は170.71円まで強含んだ。一方のオセアニア通貨は、対欧州通貨での下落も重しとなり、豪ドル/ドルは0.9289ドル、NZドル/ドルは0.8473ドルまで下押した。対円でも、豪ドル円は94.44円、NZドル円は86.14円まで安値を更新した。
 また、加ドルはさえない加GDPの結果を受けて堅調な動きが一服した。加1-3月期GDP(前期比年率)が+1.2%と、市場予想+1.8%を下回ったほか、昨年10-12月分も+2.9%から+2.7%へ下方修正された。結果を受けて、ドル/加ドルは1.0867加ドル、加ドル円は93.56円まで下落した。