LDNFIX 米指標に反応は限定、欧州通貨中心にドル売り

2014年07月01日 00:13

ロンドンフィックスにかけては、欧州通貨を中心にドル売りが優勢となった。この日発表された米経済指標はおおむね好調な結果となったが、目立った反応は示していない。米6月シカゴ購買部協会景気指数は市場予想をわずかに下回る62.6となったが、米5月中古住宅販売保留件数指数は市場予想の+1.5%を大きく上回る+6.1%となり、米6月ダラス連銀製造業活動指数も市場予想の+8.5を上回る+11.4となった。米10年債利回りは一時2.54%台まで上昇するも続かず、2.52%台に反落。まだ、ダウ平均は先週末終値を挟んで小動きが続いている。ドル円は一時101.40円台に買いが優勢となり、本日これまでの高値101.47円に接近する場面もあったが、上値を伸ばすことなく本日のもみ合い水準の101.30円台に戻した。
 値幅は限られるが、欧州通貨はしっかり。ユーロドルは1.3698ドルまで上値を伸ばし5月21日以来の1.37ドル大台復帰を迫り、ポンドドルは1.7108ドルまで上値を伸ばし2008年10月以来の1.71ドル台を記録。対円でも、ユーロ円は138.74円までレンジ上限を広げ、ポンド円は173円台を回復し、173.28円まで上昇した。
 資源国通貨は下げ渋る。東京タイムからやや軟調のオセアニア通貨は下げ渋り、豪ドル/ドルは0.9388ドルを安値に0.9439ドルまで反発し、NZドル/ドルは0.87ドル半ばに水準を切り返した。豪ドル円は95円半ば、NZドル円は88円後半までやや買い戻しが優勢となった。また、4月の加GDPが前月比・前年比ともに市場予想の伸びを下回ったことを受けて加ドルは売りが優勢となる場面もあったが、ドル売りの流れを受けてドル/加ドルは1.0697加ドルから1.0647加ドルまでドル売り・加ドル買いが進み、加ドル円は94.77円を安値に95円大台を回復した。
 
 
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