LDNFIX 米指標でドル急落、ドル円一時105.20円

2014年10月16日 01:01

ロンドンフィックスにかけては、ドルが急落。一連の米経済指標がさえない結果となり、世界経済の先行き懸念が強まったのが背景。この日発表された米9月小売売上高、同生産者物価指数と、10月NY連銀製造業景況指数は軒並み市場予想を下回った。
 
米指標結果を受けてドル売りが先行し、米株の急落や米長期債利回りの大幅低下を眺めながらドル売りが加速した。ダウ平均は一時下げ幅を300ドル超に拡大し、1万6000ドル大台を割り込んだ。米10年債利回りは2.00%台を割り込むと、昨年5月下旬以来の低水準となる1.862%まで低下した。
 
ドル円は9月8日以来の安値となる105.20円まで下押し、ユーロドルは1.2888ドルまでレンジ上限を広げ、9月23日以来の高値を更新した。また、ポンドドルは1.6068ドル、豪ドル/ドルは0.8859ドル、NZドル/ドルは0.7994ドル、ドル/加ドルは1.1227加ドルまでドル安が進んだ。その後もドル安地合いは維持されたものの、ドル円は106円前半、ユーロドルは1.27ドル半ば、ポンドドルは1.59ドル半ばまで、急速に進んだドル安への調整も大きく、荒っぽい動きとなった。
 
株安を背景にクロス円は上値の重い動き。ポンド円は169.04円、加ドル円は93.63円まで安値を更新し、ユーロ円は135円半ば、豪ドル円は93円前半、NZドル円は84円前後で伸び悩んだ。
 
 
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