LDNFIX 米住宅データは市場予想を大幅下回るも、反応薄

2014年04月24日 00:37

ロンドンフィックスにかけては小動き。マークイットが発表した米4月製造業PMI・速報値は市場予想を下回る55.4となり、米3月新築住宅販売件数は市場予想の45.0万件を大きく下回る38.4万件となった。3月の新築住宅販売件数は昨年7月以来の低水準となり、発表後はややドル売りが強まる場面もあったが、反応は限定的。米長期債利回りの低下基調が緩やかに継続するなか、ドル円は戻りが鈍く102.30円台を中心に小動きが続いた。ダウ平均はさえない住宅データの結果を受けてやや上値が重くなるも、好調な企業決算を支えに小幅安水準で底固く推移。
 ポンドは弱含んだ。イングランド銀行金融政策委員会(MPC)議事録公表後の軟調地合いが継続し、ポンドドルは1.6763ドルまで一段安となり、ポンド円も本日これまでの安値171.51円付近まで押し戻された。ユーロ圏PMIの好調な内容を受けたユーロ買いは一巡し、ユーロドルは1.38ドル前半、ユーロ円は141円半ばで小動きとなった。豪ドルは予想比低下の豪消費者物価指数の結果を背景とした軟調地合いが継続し、豪ドル/ドルが0.9268ドルまでわずかに下値を拡大し、豪ドル円は94円後半の安値圏での推移が続いた。NZドルも、NZドル/ドルが0.85ドル後半、NZドル円が87円後半で上値が重かった。
 また、加ドルはじり安。加2月小売売上高は総合で+0.5%と市場予想に一致し、自動車を除くコアは+0.6%と予想+0.5%をわずかに上回ったが、前月分が総合・コアとも下方修正されるなど、全体的にはさえない結果となった。ドル/加ドルは1.1053加ドル、加ドル円は92.57円まで加ドル売りが進んだ。
 
ENOTECA Online(ワイン通販 エノテカ・オンライン)