LDNFIX 米インフレ加速でドル高 ドル円は雲下限を攻略

2014年06月18日 00:09

ロンドンフィックスにかけてはドルが全面高。この日発表された米5月消費者物価指数(CPI)の伸びが加速していたことで、米金利上昇の動きにも助けられながらドルが買い進まれた。CPIは前月比で+0.4%と昨年2月以来、同コアは+0.3%と2011年8月以来で最大の伸びとなった。前年比ベースでも総合・コアともに+2%前後と前月からインフレの上昇が加速した。ディスインフレ傾向に悩まされるユーロ圏や、本日4年半ぶりの低いインフレの伸びが示された英国とのコントラストが明確になるなかでドルは買いが優勢に。米10年債利回りが2.650%まで上昇幅を拡大させたことも後押しとなって、ドル円は11日以来の高値水準となる102.25円を示現。日足一目均衡表・雲の下限102.23円を上抜けた。CPIと同時に発表された住宅関連指標は総じて弱かったが、米インフレ動向に市場は素直にドル買いで反応。ユーロドルは1.3536ドル、NZドル/ドルは0.8643ドル、ドル/加ドルは1.0875加ドルまで対ドルで下値を広げた。豪準備銀行(RBA)議事録後の売りが一巡していた豪ドル/ドルも、0.9330ドルまで安値を更新。ポンドドルは1.6960ドル付近まで押し戻された。
 クロス円はドル円の上昇と対ドルの軟化に挟まれた一進一退の動意。ポンド円が173.45円まで高値を塗り替えたが、ユーロ円は138円半ば、豪ドル円は95円半ば、NZドル円は88円半ばで小幅な上下となった。
 
 
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