LDNFIX 株高・債券安で、ドル円は120円台を回復
2015年03月03日 01:21
ロンドンフィックスにかけて、ドルは主要通貨に対し堅調な動きとなった。米1月個人所得、同支出は前月比でわずかに市場予想を下回ったほか、同コアPCEデフレーターは市場予想通りの結果となり、市場の反応は見られなかった。また、米2月ISM製造業景況指数は市場予想の53.0に対し52.9と、約1年ぶりの低水準となり、1月建設支出はプラス予想に反して-1.1%になるなど、この日の米経済指標はややさえない結果となった。ダウ平均が上げ幅を100ドル超に拡大し、米10年債利回りが先週末の高い水準を上回る2.06%付近まで上昇基調を強めた動きを背景に、ドル円は2月12日以来の120円大台を回復し120.17円まで上値を伸ばした。
ユーロドルは1.1241ドルを頭に1.11ドル後半に水準を切り下げ、独製造業PMIやユーロ圏消費者物価指数を受けての上昇分をほぼ吐き出した。また、ユーロポンドでのユーロ買い・ポンド売りも重しとなり、ポンドドルは1.5352ドルまで弱含んだ。ドル/加ドルは1.2565加ドルまでドル高・加ドル安が進み、豪ドル/ドルは0.77ドル後半、NZドル/ドルは0.75ドル前半で上値の重い動き。
クロス円はまちまち。ユーロ円は134円半ばで底堅い動きとなった一方で、ポンド円は184.17円までじり安。豪ドル円は93円半ば、NZドル円は90円半ば、加ドル円は95円後半で底堅いも、動意は限定的。