LDNFIX 株高で円は総じて軟調、加ドルは原油安で下落

2014年11月14日 01:00

ロンドンフィックスにかけてのドル円・クロス円は底堅い展開。堅調な米株価に引っ張られて、クロス円の一角で高値を塗り替えた。ただ、明日に欧州各国の7-9月期GPDや米小売売上高の発表を控えているほか、週末のG20首脳会議などが意識されやすい中で、上昇幅は限定的だった。
 
ロンドンフィックスにかけてのドル円・クロス円は底堅い展開。堅調な米株価に引っ張られて、クロス円の一角で高値を塗り替えた。ただ、明日に欧州各国の7-9月期GPDや米小売売上高の発表を控えているほか、週末のG20首脳会議が意識されやすい中で、上昇幅は限定的だった。
 
ドル円は、一時マイナスに転じた欧州株や、新規失業保険申請件数が市場予想より悪かったことが影響して、115.31円まで下押しした。ただ、その後に始まった米株が軒並み上昇したことから、115.70円台まで切り返した。欧州株も、米株の上昇が波及してプラスサイドへ戻した。
 
クロス円もしっかり。ユーロ円が144.57円と1月2日以来の高値を塗り替えたほか、スイスフラン(CHF)円が120.30円まで上昇幅を広げた。豪ドル円も101円前半、NZドル円も91円前半から半ばで底堅く推移した。早期利上げ期待が後退したことで上値が重くなっていたポンド円も、181.65円を底値に182円台まで下げ幅を縮めた。ただ、加ドル円だけは原油相場が軟調だったことから、101.86円までレンジ下限を広げた。
 
ドルストレートはクロス円に連動。ユーロドルは1.2491ドル、ドルCHFは0.9622CHFまでドルに対してユーロやCHFが上昇した。一方で、ドル/加ドルは1.1349加ドルまで加ドル安が進んだ。
 
 
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