LDNFIX 強い米指標でドル高、ドル円102.93円まで

2014年08月06日 00:11

ロンドンフィックスにかけてはドルが一段高。この日発表された米7月ISM非製造業景況指数は市場予想を大きく上回る58.7で、2005年12月以来の高い水準となった。また、6月製造業受注指数も市場予想の+0.6%に対し、+1.1%となった。強い米経済指標の結果を受けて早期利上げ観測がくすぶり、米10年債利回りは2.52%台に上昇。7月の中国HSBCサービス業PMIが過去最低水準となったことや、地政学リスクへの警戒感から反落してスタートしたダウ平均は指標発表後にやや下げ幅を縮小した。
 
堅調な動きとなっていたドルは一段高となり、ドル円は102.93円まで上値を伸ばしたが、103円大台復帰を試す動きには持ち込めなかった。伊・ユーロ圏サービス業PMIのさえない結果を受けて弱含んだユーロドルは1.3358ドルまで下げ幅を拡大し、豪ドル/ドルは0.9295ドル、NZドル/ドルは0.8466ドルまで安値を更新した。また、市場予想を上回った英サービス業PMIを後押しに1.6889ドルまで上値を伸ばしたポンドドルはドル全面高の流れを受けて1.68ドル半ばに水準を切り下げた。ドル/加ドルは6月5日以来のドル高・加ドル安水準となる1.0952加ドルまでドル買い・加ドル売りが進んだ。
 
クロス円はまちまち。ドル円の上昇と主要通貨の対ドルでの下落に挟まれて動意は限られた。ユーロ円は137円半ばでの推移となり、ポンド円は173円半ばでしっかり。また、豪ドル円は95円後半で底堅い動きとなった一方で、NZドル円は87.10円まで安値を更新するなど上値の重い動きとなった。
 
 
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