LDNFIX 弱い米経済指標を受け、ドル売り・円買いが先行

2014年05月14日 01:23

NYタイム序盤の為替市場では、弱い米経済指標を受け、ドル売り・円買いが先行した。米小売売上高・総合は市場予想ほど伸びず、コアは前月比横ばい。米輸入物価指数も弱かった。ドル円は102.06円まで下押し。また、ユーロ円も140.02円、ポンド円が171.92円、スイスフラン円が114.80円まで水準を下げるなど、クロス円も円買いが優勢だった。資源国通貨も、豪ドル円が95.90円から95.70円付近、NZドル円が88.53円から88.30円付近、加ドル円が93.92円から93.70円付近まで反落した。ただ、まちまちで寄り付いた米株が軒並みプラス圏を回復し、ダウ平均が昨日に続き最高値を更新。米10年債利回りは一時2.61%前半で下げ止まった。リスク回避の円買いが後退し、米長期金利低下によるドル売りも落ち着いた。ドル円が102.20円付近へ戻し、クロス円も下げ渋った。
 米金利が低下するなか、ユーロドルは下げ止まりを見せた。ロンドンタイムには一時1.3699ドルと、4月7日以来の1.37ドル割れとなった。しかし米長期金利の低下が進んだ局面では1.3720ドル付近まで戻した。もっとも、独・ユーロ圏ZEW景気期待指数が弱く、ECB金融緩和観測が強まるなかでは戻りは鈍かった。ポンドドルも1.68ドル前半から半ばへ一時戻すのがせいぜいだった。オセアニア通貨は、売りが先行したユーロに対する上昇が一服し、対ドルでも頭打ち。クロス円でのオセアニア通貨下落も重しとなり、豪ドル/ドルは0.9383ドルから0.9360ドル付近、NZドル/ドルは0.8669ドルから0.8640ドル付近まで反落。ドル/加ドルは1.0887加ドルから1.09加ドル付近まで小幅に加ドル安が進んだ。
 
 
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