LDNFIX 弱い米指標でドル高・円安の流れ止まる

2015年01月03日 01:51

 

NY序盤は弱い米経済指標を受け、ロンドンタイムまで優勢だったドル買い・円売りが巻き戻された。米12月ISM製造業景況指数は55.5となり、市場予想の57.5、前月の58.7より悪化。米11月建設支出も前月比-0.3%となり、市場予想の+0.4%、前月の+1.1%より大幅に悪化した。
 
弱い米12月ISM製造業景況指数と米11月建設支出を受け、ドル円は120.70円付近から119.80円付近まで下振れ。米長期金利が2.1%ちょうど付近まで低下したことや、底堅く寄り付いた米株価がマイナス転換したことが重しとなった。
 
クロス円も円高推移で、ユーロ円は144.13円、ポンド円は184.31円、スイスフラン(CHF)円は119.92円まで下落幅を拡大。豪ドル円は97.42円、NZドル円は92.58円、加ドル円は102.20円まで水準を低下させた。
 
ドル高の勢いは緩和したが、各通貨ともクロス円下落の影響を受け、上値が重かった。ユーロドルは1.2009ドルを安値に下げ渋ったが、対円でドル安が進むなかでも戻りは1.2030ドル付近まで。ポンドドルは一時下落の流れを緩めたものの、1.5368ドルまで水準を下げた。ロンドンタイムに弱い英12月製造業PMIを受け始まったポンド売りが止まらない。ドル/スイスフランは2010年12月以来、5年ぶりの大台1.0009CHFまでCHF安となってから、0.9990CHF付近で推移。豪ドル/ドルは0.81ドル前半、NZドル/ドルは0.77ドル前半で推移。ドル/加ドルは1.1729加ドルまで対ドルで弱含んだ後、1.17ドル前半の加ドル安水準で推移した。
 
 
 
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