LDNFIX 小動き、ユーロはイベント通過後上値重い

2014年08月08日 00:41

ロンドンフィックスにかけては小動き。ユーロ圏・英国ともに政策金利は市場予想通りに据え置きが決定され、ほぼ無風で通過した。また、ドラギECB総裁はECB理事会後の記者会見内容もサプライズにかけて、相場への影響は限定的。ECB総裁は、ユーロ圏の景気回復は脆弱でまだら模様と示唆し、地政学リスクの高まりが経済環境に悪影響を与える可能性があると述べた。追加緩和について言及しなかったことから、ユーロドルは一時1.3394ドルまで上値を伸ばしたが、追加緩和への思惑は根強く徐々に売りが強まり、1.3337ドルまで弱含んだ。ユーロ円も136.36円まで安値を更新した。また、ポンドドルは1.68ドル半ば、ポンド円は172円前半で狭いレンジ内で上下。
 
米新規失業保険申請件数は28.9万件と、市場予想を上回る改善となり、4週平均では8年ぶりの低水準となった。好調な雇用データを背景としたドル買いは限定的にとどまり、続伸スタートとなったダウ平均がマイナス圏に転じたことも重しとなる中、ドル円は102円前半で伸び悩んだ。弱い雇用データを背景に下落した豪ドルは戻りが鈍く、豪ドル/ドルは0.92ドル後半、豪ドル円は94円後半で軟調地合いが継続し、NZドル/ドルは0.84ドル後半、NZドル円は86円後半で小動き。
 
また、加ドルは小じっかり。本日発表された加6月建設許可件数と同7月Ivey購買部景況指数はともに市場予想を上回る良好な結果となり、ドル/加ドルは1.0904加ドルまでドル安・加ドル高が進み、加ドル円も93円半ばで底堅い動きとなった。
 
 
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