LDNFIX 各通貨とも小動き、ドル円は101円半ばで上下

2014年05月23日 01:07

ロンドンフィックスにかけての為替市場は動意の鈍い展開。複数の経済指標が発表されたが、ほとんどが市場予想内にとどまったことで、目先のトレンドを作り出すには至らず。各通貨とも、限られた値幅での推移が続いた。関連市場では、米国株は前日の終値近辺で上下したほか、米長期金利も2.54%台での推移となり、こちらも小動き。FOMC議事録を無事通過して材料が少なかったほか、米国が26日は祝日とあって連休を控えて積極的な取引が見送られた可能性はある。
 本日発表された指標では、米新規失業保険申請件数が32.6万件と、市場予想 31.0万件より悪かった。また、米4月中古住宅販売件数も465万と、市場予想469万件にとどかなかった。ただ、前月459万件からはもち直した。米4月景気先行指数は市場予想と一致した。
 ドル円は、米雇用指標で101.50円台まで下げる場面はあったが、同水準からは短期勢の押し目買いに支えられて101.70円付近へ戻した。とはいえ、値幅は約20銭と極端に狭かった。
 ユーロドルは、小幅にレンジ下限を切り下げ。ロンドンタイム午前に1.36ドル後半までもち直したが、買い一巡後は徐々に下値模索の格好となり、1.3647ドルまで下げは幅を広げた。ユーロドルの上値が重くなったことに反応して、ポンドドルも1.6858ドルまで下げた。ただ、昨日サポートラインとなった200日移動平均線を前に下げ渋ると、1.3660ドル付近へ戻してもち合った。ポンドドルも1.6852ドルまでレンジ下限を広げる場面があった。
 加ドルは限られた範囲で上下動。予想比弱めの加小売データが嫌気されて売りが先行した。ドル/加ドルは1.0931加ドル、加ドル円は92.90円付近まで加ドル安が進んだ。ただ、下げ一巡後はユーロドルが戻りを試す動きに引っ張られた、ドル/加ドルは1.0891加ドル、加ドル円は93.32円まで加ドル高水準をつけるなど、狭い値幅で上下した。
 
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