LDNFIX 円買い優勢 日銀会合後の流れ蒸し返す動きも

2014年04月09日 01:05

NYタイム序盤は円買い優勢。米株価が寄り付き後に軟化し、日経平均先物も夜間取引で水準を下げたことから、ドル円は102.06円まで下落した。東京タイムの日銀金融政策決定会合が、市場の一部にあった追加緩和の思惑にそむく内容にとどまったことから円買いが進んだが、参入してきたNY勢にその流れを蒸し返す動きもあったようだ。米株価が下げ渋って、日経平均先物も下落幅を縮小し、ドル円が102.20円台へ持ち直す場面も見られた。しかし大きく水準を回復できず、102円前半で動きは重い。
 クロスも円買い優勢でさえない。ユーロ円は一時回復していた141円の節目を割り込み、NY入りを前につけた140.77円から大きく離れられない。ポンド円も171円前後で上値が重かった。豪ドル円が一時95.24円、NZドル円が88.30円、加ドル円は93.26円と、資源国通貨も下落が先行した。ただ、対ドルでの資源国通貨持ち直しを受け、下げ渋った。
 対ドルでは各通貨とも底堅かった。ユーロドルは1.3809ドル、ポンドドルは1.6755ドルまで上値を伸ばした。クロス円での欧州通貨下落に引っ張られるように一時伸び悩んだが、高値圏を維持している。豪ドル/ドルはロンドンタイムからの上値を試す流れが続き、0.9357ドルまで上昇した。NZドル/ドルは0.8681ドルを目先の高値に伸び悩み0.86ドル半ばへ下押したが、その後は0.86ドル後半へ持ち直している。ドル/加ドルも1.09加ドル前半と、本日の加ドル高水準を維持した。