LDNFIX ユーロ高・豪ドル安 株高で円売りも

2014年11月25日 01:47

ロンドンフィックスにかけてはユーロが上昇。NY序盤にかけては対ポンドでのユーロ売りを背景に伸び悩んでいたが、ワイトマン独連銀総裁が「ECBの国債購入には法的に高いハードルがある」、「当局は成長回復に集中するべき」などと述べたことも意識された。ユーロドルはアジアタイムに年初来安値手前で下げ止まったことも好感されるなか、独連銀総裁の発言が伝わると1.2441ドルまで上振れた。ユーロ円はユーロ高と、欧米株価の上昇を受けた円売りで147.31円まで高値を更新。じり高傾向を継続させた。ポンドドルは対ユーロでの巻き戻しに上値を抑えられながらも1.5705ドルまで上昇。ポンド円も185.95円まで買われるなど欧州通貨の底堅さが目立つ展開となった。
 
一方で豪ドル/ドルは0.8612ドル、NZドル/ドルは0.7853ドル、ドル/加ドルは1.1282加ドルまで対ドルで下落するなど資源国通貨は弱含み。中国預金金利引き下げを好感した対ドルでの買いを週明け以降は維持できずに失速している。豪ドル円は102円前後、NZドル円は93円付近、加ドル円は105円近辺まで上げ幅を削る局面もあった。
 
ドル円は米株価の続伸を眺め、リスク選好ムードが引き継がれていることを確認すると118.49円まで上昇。先週末高値を超えてNY序盤からのレンジを上方に脱却した。この日発表された米10月シカゴ連銀全米活動指数や11月マークイットPMIは、総じて市場予想や前月を下回るなど冴えない内容が多かったが、世界的な緩和継続姿勢や、金融施策面でのコントラストを背景にした円安見通しは根強い状態。
 
 
 
XEMarkets 口座開設