LDNFIX ユーロ買い戻し継続、ドル円は118円挟む

2015年01月30日 01:46

ロンドンフィックスにかけては小動き。米連邦公開市場委員会(FOMC)を消化し、動意は鈍い。米新規失業保険申請件数は市場予想の30.0万件に対し26.5万件と、雇用の堅調を裏付ける結果となった。一方、米12月中古住宅販売保留件数指数は前月比で予想外のマイナスとなったが、経済指標の結果に反応は限定的。ドル円は118円大台を挟んで小動きが続いた。
 
ユーロは対オセアニア通貨や対ポンドなどのクロスでの買い戻しにも支えられ、買いが継続。ユーロドルは1.1368ドル、ユーロ円は134.07円まで高値を更新した。独1月消費者物価指数(CPI)速報値は前年比で市場予想の-0.1%を下回る-0.3%となり、2009年9月以来のマイナスとなった。インフレの低下傾向は織り込んで部分が大きく、反応は示さなかった。ユーロポンドの0.7520ポンド付近までユーロ買い・ポンド売りの動きに圧迫され、ポンドドルは1.5073ドルまで弱含み、ポンド円も178円割れ水準に押し戻された。
 
資源国通貨は軟調地合いが継続。NZ準備銀行(RBNZ)の金融政策中立スタンスの長期化への思惑から売りが強まったNZドル/ドルは0.7265ドルまでレンジ下限を拡大し、豪ドル/ドルは0.7766ドルまで安値を更新した。また、ドル/加ドルは2009年4月以来の加ドル安値水準となる1.2581加ドルまでドル高・加ドル安が進んだ。対円では下げ渋るも、豪ドル円が91円後半、NZドル円が85円後半、加ドル円が93円後半の安値圏で推移。