LDNFIX ユーロドルは61.8%押しを達成

2014年09月25日 00:43

ロンドンフィックスにかけては、ユーロドルが1.2774ドルまで下げ、昨年7月以来の安値を更新した。米金融政策のシフトを見越したドル買い圧力が残存しているうえ、米国とは対照的にユーロ圏の景気は減速が明らかで、金融緩和措置の拡大も視野にあり、ユーロ安・ドル高の流れが止まっていない。本日発表された独Ifo景況感指数は低下が続いている。米新築住宅販売件数は2008年5月以来の高水準を記録したこともドル高要因。本件数は長らく低迷しているが、上向きトレンドがみえつつある。ただ、2012年7月安値と今年5月高値の61.8%押しが1.2788ドルとなっており、この水準の前後では下げ渋った。
 
ポンドドルはユーロドルにつれて1.6328ドルまで軟化。ドル/加ドルは1.1122加ドルまでドル高・加ドル安推移。ドル円は108.90円付近まで水準を切り上げたが、全般的にそれほどドル高に勢いはない。
 
対ドルで欧州通貨や加ドルが軟化したことで、ユーロ円は139.01円、ポンド円は177.64円、加ドル円は97.78円まで下落。下げ一服後、加ドル円は98円前半まで戻している。豪ドル円は96円半ば、NZドル円は87円後半でしっかり。