LDNFIX ユーロは重いが、ウクライナ懸念は膨らまず

2014年08月19日 00:38

週明けのNYタイムでは、ユーロが重かった。ウクライナ東部の混迷が続くなかで、同国とロシアの停戦協議に進展はみられない。欧米の株式市場はウクライナ情勢が悪化しても限度があると認識しているようで、本日は堅調に推移しているものの、ユーロは景気回復の失速懸念から年初来安値圏を維持している。
 
米8月NAHB住宅市場指数が強かったことはドルを支援。本指数は3カ月連続で上昇し、今年1月以来の高水準となった。米住宅建設業者の景況感は安定的に回復が続いているとはいえないが、米住宅市場の先行指数が再び上向きつつあることは好感材料。
 
ユーロドルは1.3360ドルまで軟化したものの、このところのボックス圏を維持しており、年初来安値を試すようなムードはなかった。ポンドドルは1.6710ドル付近まで重くなる場面はあったが、200日移動平均線からの反発を試す流れは維持。NZドル/ドルは0.8468ドルまで弱含み。
 
ドル円は102.60円まで高値を塗り替えた。米NAHB住宅市場指数のほか、堅調な株価がドル円をサポート。ユーロ円は137円ちょうど付近まで伸び悩み。ポンド円は171.60円まで高値を更新。豪ドル円も95.63円まで上昇し、先週末の下げを埋めている。
 
 
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