LDNFIX ユーロが軟化も総じて小動き

2014年07月12日 00:58

NYタイム序盤はユーロが軟化するも総じて小動き。昨日はポルトガルの銀行大手エスピリト・サントの経営状況を巡る懸念からリスク回避の動きとなった。もっともソブリン問題や周縁他国への波及するリスクは小さいとみられ、ユーロドルはロンドンタイムにいったん1.3625ドルへ持ち直した。しかし戻したところでは相応の売りも出ていたようで、再びNY株式オープン前に1.3592ドルまで下落。昨日安値1.3576ドルに近づいた。ただ、その後は1.36ドル台へいったん持ち直すなど、限られたレンジの上下にとどまっている。ユーロ円は137円後半でもみ合い。
 
他通貨も対ドルで水準を下げたが、おおむね昨日から戻してきた値幅を縮小する範囲。ポンドドルは昨日安値を下回り1.7099ドルまで調整したものの、ここ最近の高値もみあいレンジ内の動き。豪ドル/ドルは0.94ドル台から0.93ドル後半、NZドル/ドルは0.88ドル前半から0.88ドルちょうど前後へ小幅に水準を下げた。ポンド円は173円前半、NZドル円は89円前半で推移。豪ドル円は95円前半から95円ちょうど付近へ下押した。
 
ドル円は小動き。ダウ平均や大阪225先物が軟化したことへの反応も限られ、101.30円付近から大きく離れず推移した。来週にイエレン米FRB議長の半期金融政策報告に関する議会証言が予定されている。本日は動意つながりそうな特段のイベントもないことから、すでに同証言へ向けた様子見ムードが週末相場の動意の鈍さを助長している可能性もある。