LDNFIX ドル高一服、ドル円は102.70円台へ低下

2014年08月01日 00:29

ロンドンフィックスにかけてはドル買いの流れが一服。明日に米雇用統計を控える中、本日発表された米経済指標が強弱まちまちだったことで、短期勢のポジション調整的なドル売りが進んだ。新規失業保険申請件数は30.2万人と市場予想並みだったが、前週の2006年2月以来の低水準となった28.4万件はさらに27.9万件に修正され、労働市場の引き締まりを裏付ける結果となった。労働市場のすう勢を示す4週移動平均も29万7250件へ低下した。また、米4-6月期雇用コスト指数・前期比は+0.7%と、市場予想+0.5%を上回り、賃金上昇圧力がじわりと増していることを示唆した。一方で、7月シカゴPMIは市場予想63.0を大幅に下回る52.6と、約1年ぶりの低水準となった。
 
ドル円は、雇用指標の結果を受けて103.01円まで上昇した。ただ、欧米の株式市場が軒並み下落したほか、さえないシカゴPMIの結果が重しとなり、102.75円付近まで押し戻された。
 
一方で、他通貨はドルに対して下げ渋る格好に。ユーロドルは1.3372ドルを安値に1.34ドル近辺、ポンドドルは1.6857ドルを底値に1.6890ドル付近までもち直した。加ドルは小幅高。序盤こそ、加ドルは対ドルで1.0930加ドルまで加ドル安が進んだが、その後は買い戻されて、1.0880加ドルまで加ドル高に振れた。また、加5月GDPは前月比+0.4%と、市場予想に一致した。加ドル円も94.48円まで上昇幅を広げた。
 
その他のクロス円では、ユーロ円が137.52円まで下落。ドル円の上昇が一巡したことや、ロンドンフィックス関連のユーロ売りフローに押された。
 
 
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