LDNFIX ドル高・円高加速、ユーロドル1.36ドル割れ

2014年05月29日 00:13

ロンドンフィックスにかけてはドル買い・円買いが加速した。注目の米経済指標の発表やイベントの予定もなく、材料不足のなか欧州タイムの流れを引き継いだ。米10年債利回りは昨年7月3日以来の低水準となる2.44%付近まで低下したが、ドル売りにはつながっていない。また、昨日まで4日続伸したダウ平均はやや利益確定の売りが先行した。
 ドル円は米10年債利回りの低下を眺めながら101.64円まで下押したが、主要通貨に対しドル高が進んだことから101.80円付近まで水準を切り返すなど、下げ幅は限られた。また、ユーロ円は138.31円、ポンド円は169.90円、豪ドル円は93.73円、NZドル円は86.19円まで一段安となった。
 主要通貨は対ドルでの軟調地合いを継続させ、ユーロドルは1.36ドル大台を割り込み、2月13日以来の安値となる1.3591ドルまで下落し、ポンドドルは4月15日以来の安値水準となる1.6698ドルまでレンジ下限を広げた。オセアニア通貨も、豪ドル/ドルは0.9214ドル、NZドル/ドルは0.8470ドルまで安値を更新した。