LDNFIX ドル高・円高は小休止、ドル円は107円前後

2014年10月15日 00:01

ロンドンフィックスにかけては、ドル高・円高の動きが一服。先週末から昨日にかけて大幅下落した米株が反発してスタートし、米長期債利回りも低下幅を縮小する動きとなり、リスク回避の動きは一服。ドル円は107円前後に水準を戻して小幅上下動。ただ、世界景気減速への警戒が強く、引き続き上値は重い。ドル円の持ち直しも支えに、クロス円は安値から離れる動きで、ユーロ円は135円半ばに切り返した。また、ポンド円は169.93円を安値に170円半ばまで下げ幅を縮小し、豪ドル円は93円半ば、NZドル円は84円前半に切り返した。
 
対ドルでは下げ渋るも、戻りは限られている。ユーロドルは1.2640ドルを安値に1.2670ドル付近に小戻り。この日の独ZEW景況指標や、ユーロ圏鉱工業生産のさえない結果に続き、独政府は今年の成長見通しを従来の+1.8%から+1.2%へ、来年は+2.0%から+1.3%へ下方修正した。ユーロの上値の重い動きは続きそうだ。ポンドドルは1.5905ドルまで年初来安値を更新した後、1.59ドル前半で戻りの鈍い動き。この日の英消費者物価指数(CPI)が2009年9月以来の低い伸びとなったことで、英利上げ開始時期に不透明感が増してきている。また、豪ドル/ドルは0.87ドル前半、NZドル/ドルは0.78ドル半ばで落ち着いている。
 
 
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