LDNFIX ドル高に調整、GDP速報値による動意は一時的

2014年10月31日 01:08

ロンドンフィックスにかけては、昨日の米連邦公開市場委員会(FOMC)以降のドル買いがやや巻き戻された。発表された7-9月期の米国内総生産(GDP)速報値は市場予想ほど減速せず、一時的にドル買いを誘ったが、FOMCに続き今週の重要イベントをほぼ通過したため、市場は月末ムードに移行。手がかりよりも調整が値動きの主体となり、ドル売りが持ち込まれた。米GDPも消費や民間設備投資が減速した一方で、国防支出や貿易赤字の縮小が寄与しており、強い内容と受け止めにくかった。
 
ドル円は109.36円まで上昇後、109円ちょうど前後でもみ合いに。ユーロドルは1.2545ドルまで下げたが、1.2500ドルの壁をあらためて試すようなムードはなく、1.26ドル前半で値動きが落ち着いている。ポンドドルは1.6027ドル、豪ドル/ドルは0.8824ドル、NZドル/ドルは0.7845ドルまで買い戻された。
 
ユーロ円は137円前半、ポンド円は174円半ば、豪ドル円は96円ちょうど前後で推移。月末の調整局面のなかで、ドルに対して欧州通貨や資源国通貨が買い戻され、クロス円はしっかりとしているものの、動意は薄かった。
 
 
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