LDNFIX ドル買い戻し続く 加ドルはCPI受け上昇

2014年06月21日 01:10

ロンドンフィックスにかけては手掛かりが少なかったものの、米連邦公開市場委員会(FOMC)後のドル安に対する反発が粛々と進行。米10年債利回りが一時2.657%まで上昇幅を拡大させたことも影響した。ドルや米国債にはイベント後の巻き戻しが持ち込まれているが、緩和的な金融環境を好感した買いに支えられてダウ平均は続伸。取引時間中の過去最高値を更新している。FOMCでは金融政策に対してハト派な姿勢が引き継がれたが、最近のインフレ加速や労働市場の改善から市場では利上げ開始時期が前倒しされるとの見方も強い。対ドルの下落につれたクロス円の影響でロンドン序盤の全体的な円売りムードは勢いを失ったものの、ドル円は日経先物夜間の堅調な推移も背景に102.19円まで上値を拡大させた。ユーロドルは1.3565ドル、ポンドドルは1.7011ドル、豪ドル/ドルは0.9378ドル、NZドル/ドルは0.8682ドルまで対ドルで下落している。一方、ドル/加ドルは1.0753加ドルまで加ドル高で推移。この日発表された加4月小売売上高が強かったほか、同5月消費者物価指数は総合で前年比+2.3%と2012年2月以来の高水準を示現。1月8日以来の加ドル高水準をつけ、加ドル円も94.98円まで買われて同22日以来の95円回復に迫った。クロス円ではユーロ円が138.55円まで安値を更新。ポンド円は173円半ば、豪ドル円は95.80円付近、NZドル円は88.70円前後まで高値から値を削った。

 

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