LDNFIX ドル安、加ドルは好調な景況感受け上昇

2014年10月07日 00:15

ロンドンフィックスにかけての為替市場では、ドルの持ち高調整が緩やかに継続。NYタイム早朝にはドル売りが一服する場面はあったが、米長期金利の回復が鈍い中で次第にドルの上値が重くなった。ドル円は、109.50円付近までもち直した後に、109.07円と本日安値を更新。ユーロドルは、1.2540ドル近辺へ反落後に1.2577ドルまでレンジ上限を広げた。ただ、米国の金融政策の方向性がユーロ圏や日本とは大きく違うこうとから、ドルの調整幅は限定的だった。関連市場では、続伸して始まった米株価指数は上昇幅を縮める展開となった。
 
FRBが今月から発表を始めた労働市場情勢指数(LMCI)は9月が2.5と、8月の2.0から小幅に上昇した。しかし、直近半年の情勢指数は低下傾向を示しており、労働市場の質的な改善のペースが鈍くなっている可能性が示唆された。こうした懸念が、米国の利上げ時期を遅らすとの思いも、ドルの上値を重くした一因となったかもしれない。
 
そのほかでは、加ドルが堅調。加9月Ivey購買部景況指数が58.6と、市場予想52.5を大きく上回り、昨年10月以来の水準となったことを好感し、ドル/加ドルは1.1172加ドル、加ドル円は97.73円まで加ドルが上昇幅を広げた。
 
 
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